どーしよーもないけど何とかなる

日々の恋愛、身体の事、コミュニケーション障害の事、美容の事などなど。その時の気分で書きなぐります!

障害者枠で働くという選択肢の意義

選択肢として考えられない、といったら嘘になるけれど、直感的に抵抗感があった。理由は感覚的な事で申し訳ないけれど「本当にそんなに美味しい話が、あるか?」という事だった。大手企業で働く枠があるのは解る。けれども企業側としては社会的意義としてスポンサーとしての役割や意義がつきやすい身体障碍者を優先しやすいだろうし、何にしても目に見える障害の方が「サポートしやすい」点もあるし整備しやすい。目に見えない障害であれば、特異な能力を活かせる点を自他ともに社会的にも一定水準以上の評価を得てハントされる人材だ。勿論、総合職や知的専門職として。

それをせず、正攻法で障碍者採用として入社する人材は企業としてはポーズがいかにできるかどうか、そのパフォーマンスが満たされるのであれば、お金をかけて採用をし続ける事なんてしないだろうな、と安易に想像できた。もし、採用し続けることが可能であれば雇用形態は?賃金は?最早デメリットでしかない。障害をフォローしてまで必要な人材かどうか、企業側は考える。そういう人材であれば、先に述べたように「とっとと早い内から引き抜きされる」し自ら適した職種に自己マネージメントしながら根回しも頼みつつパフォーマンスを早い内から出して自分の居場所を手に入れるだろうし。

それができないから、障がい者採用枠がある訳だけれども、余りにも待遇は…。

実際はどうなのだろうか。色々調べて見たけれど。推して知るべし。

ただ、メリットは「呆けなくて良いだろうな」「生活にメリハリがつくだろうな」という事。社会の中で自分を見失いがちな療養生活。けれども障害者枠で働いている人は実際に社会に出ている訳で、生活にメリハリがある。これは凄く大切な事で、世間ずれしなくて済むし(世間に置いてけぼりになる事を防止できる)、これは大きいな、と。

あと、ボキャブラリーの低下が著しいのが自分で解るんだ。でも、人と接して仕事をしていると、まず「自分、どんどん認知になっている」という意識することすらないだろう。私は、正直いって今の自分の脳機能が低下している事を実感しているどころか「危ない」と思うほど、口の呂律が回っていないし、単語が出てこない。即時的にリアクションすることだってできないし、何にしても「何を言いたいのか」適切な言葉が思い浮かばないレベル。

これだけでも大いに障害者枠で働くメリットはあると思うけれど、それ以上に不安なのが、「社会保障」の面。

劣等感もあるかもしれないけれど、年金は?経験として書ける事は?賃金は?

何にしてもロスした分を取り戻すまではいかなくとも、キチンと本来の自分の準じたレールに乗れるかどうか。別に同期の様な高給年収を稼げるだけの生活や資質に憧れている訳ではない。ただ、自分ひとりで食べていけるだけの自立できる年収が欲しいだけ。

障害者枠は、余りにも、その生活設計からかけ離れているものだった。

 

では、障がい者採用枠では無くて、健常者として契約社員・アルバイトなら良いのだろうか。…その経験はもう2,3年経験した。

企業側はお金をかけたくないから契約社員やアルバイトとして採用する訳で。安い経費で使いまわせるのなら、これだけ良い駒はないので正社員にするはずもないのは当たり前。だったら1、2か月目から早々に社員として打診する訳なので。結局私は発達障害の症状が出てしまって、更新ばかりでまず社員にはならない事ばかり。生活に保障なんて無かった。何もかも不安定な生活が約3年続いた。

結局、ブラック企業でも「正社員である事の『生きている実感』」はハンパなかった。

あの不安定な生活を経験してしまうと、もう怖くて怖くて契約社員やアルバイトは余程すきな職業でない限り手なんて出せない。

プライドが保てて、社会的にも世間的にもある程度認知される仕事として講師を選ぶ人たちの気持ちがよく解る。

じゃあ、講師をすればいいじゃない、という事なんだけれども…多くの塾に関してはブラックバイト・ブラック企業になる。大学講師となると、また改めてどの路に進むべきかを考えなければならないのだけれども。

キッツイなあ…。