「貴女は正常では無いと思います。」とキャリアコンサルタントに言われた時。
全てさらけ出してきた。
履歴書や職務経歴書を元に、スペクトラムとはハッキリ言わずに躓く点や苦手な部分などを重点に私の思い悩んでいる事をキャリアコンサルタントに伝えた。
最初は「話をしていて、とてもスペクトラムを抱えているとは僕は思えない」「このような学歴があって、入社も出来て、何故。」「会話がスムーズにいかないとは全く感じない」そんな事を言われたけれども、具体的に躓く点や苦手な点などを話していく内に段々と顔色が変わった。
「大変申し上げにくいのですが、最近だと精神障害の中に『発達障害』というものが御座いまして…」
ピンと感づいたらしい。今までのGATBやウェイス3のテストや成育や診断レポートを提示した結果、「やはり、貴女は正常では無いと思います。」と言われてしまった。
解ってはいたけれど、それはそれとして、その中で何が向いているのか聞き出したかったし、出来なければ見出したかった。
結局、「バイト」「派遣」で生計を立てて、何か目的を持って人生を生きてみては。と言うざっくりとした方向性になった。
就労支援を受ける為に待機日数がかかる。しかも障害者としてクローズ・オープンに就職するかどうかも考えなければならないのだけれども、私はその前に何が得意なのかが解らない。だからこそ、就労支援なり、キャリアコンサルタントに相談してみたのだけれども…。
ちょっとね。
結局、得手を見つけてその方向性で正社員として転職する事は、あまり良い顔はされなかった。あくまでアルバイト。
困ったな。
もう、駄目じゃない。
母は、「じゃあ、気晴らしにバイト、という考え方はどう?」と言ってくれた。有難かったし、なによりも情けなかった。早く社会人として、両親を安心させたかったのに。
早く、バイトしなきゃね。