能ある鷹は爪隠す？2軍友達の飲みのお誘いに参加してビビった。

行ってきた。非常に気持ちが重かった。正直言って、お化粧もあまりしてこなかった位、女っ気ゼロ。ピアスとチーク位はしたけれど。お店に到着するにしても時間が有り余ってしまい、駅構内のお手洗いに寄ったけれど…お腹が痛くてたまらなかった。と言うよりも嫌な予感や行きたくない気持ちが勝っていた。不快感。不快感に対する免疫力がここまで下がっていたとは…と驚くと同時に、もだえ苦しんだ。

２軍友達が正直言って、勤務先がどこだか知らないし、だからこっちも会話の流れをイメージ出来ない恐怖感も、あった。決してフリートークが得意じゃないから、結局バカキャラになって、その場を逃げ切る様な流れになるのかな、と思ったし、正直それも卒業したかった。だから、恐かった。

何度か、尋ねる機会は会ったけれど、本人はどうしてもそれまで言いたがらない様な雰囲気だったから、あまり聞けなかった。

到着して驚いたけれど、彼女は結構、私に合う子を連れてきた。申し分ない位の青年だった。というか、スマート過ぎる。隙が無いと言うか、無機的な人だった。

本当に同じ学校とは思えないような、あまり人情味や親しみやすさを感じない人。私から見たら、そうだけれども、世間からしてみたら、とても調和性の取れた、仕事が出来る優秀な人材、と言った具合だ。

履歴も、会話から聞く限り、推して知るべし。自ら語る事は無い。恐らく自分が優秀である事を自覚していて、満たされているのだろう。それでも、褒めると、表情が緩むので、「ああ、典型的な男性なんだな」と思った。

私が少しズレた発言をしてしまった時「あー…痛いｗ」と言った含み笑いをした彼の表情を見る限り、「損得勘定割り切りタイプ」が見えた。そう。かれは傾聴力は無い。マメでも無い。世間や一般と言った、人に寄り添うタイプでは無いのだ。

２軍女子に同情する場面があった。ごくありふれた、それでいてセンシティブな話。私は自分の事のように共感したし、話を詰めて、考えて、何かしら有益な情報を、皆で出し合えたら、と思った。

けれど、彼や同席した友人男性も、「気にしなきゃ良いじゃん」といったスルーを推すだけで、人の心の痛みや内面的な共感を示すようなタイプでは無かった。

気の毒だと思ったし、友人男性も触れていたが、客観的に見て彼女は彼に陥れたようにも見えた。

因みに、２軍女子も、かなりのスペックだったのだ。１軍女子のTさんとは別枠で、少し違った民度の人間だった。決してそれは出さなかったけれども…人間って見方によっては解らない。

彼女は、帰国子女の中でも特別恵まれた環境の人だった。

だからではないけれど、今までの、無責任な態度や、疑問に感じてしまう様な態度に、ようやく腑に落ちた。全ての人じゃないけれど、行間の取り方と言い、ズケズケと言ったりするし、無責任だし、私の気持ちを確かめもせずに前のめりに色々な事に誘って着たりと、「だから失礼だったのか」と、合点がいってしまった。

コミュ力もあるし、私のズレた発言も受け入れてくれている。２軍女子の強い用途の力を改めて実感した。

帰宅後、堂々と私にダメ出し。まあ、許せる範囲だけれども。自分の本性をさらけ出すつもりはないけれど、適度にスマート、適度に本性（素性）を伝えていきましょうかね。

そして…今回のお店は正直言ってハズレ！！場所代と雰囲気代だな、と思った。正直言って、居酒屋並。これで３０００円（私に払う様に言った値段）は無いわ。飲み放題が入ってるから余計かもしれないけれど…ちょっと、無いな。センスね。と言うか、２軍女子！君は払った？多分経費か何かだろうなあｗ

あー…美味しい御食事も考えられないなんて、ちょっと男性としては初めてかも。場所に惑わされてると言うか…無いな。こういう本質を解ってない人、男性でも居るんだ。

バランス感覚は良いのに、スマートで、対人関係能力も無機的でこなして、着々と上に行く。でも教養や嗜好に関しては…ちょっとな。

ってか、今まで私の周りにいた男性達（といっても先輩後輩家族やバイト先の連中な！）が、たまたま群を抜いてグルメだっただけなのかなあ…。

とにかく、最後の最後まで、私が聞くまで、彼女はカミングアウトしなかったし、巡り巡って、彼女の正体（語学・音楽・身体能力・教養抜群・勤務先）を知る事となり、びっくりした。

そういう背景で判断をして欲しくないと思ったのだろう。私が何系？と聞いただけで逃げるように、業界だけ言って去るし、あまり、教養スペックはさらけ出さないし。ってか、私に対して言う気にもならなかっただけかもしれないけれど。

ガチ系は自らキラキラ系を誇張しない！は本当だったわ。

もしかしたら、手のひらで踊らされてたり、暇が潰れる相手にされてるのは、私の方かもな。

化かし合い。